ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とは、ウェブサイトやアプリの広告枠に、画像や動画、文章などの形式で表示される広告です。バナー広告とも呼ばれます。
平たく言えば、「何かを探している人」ではなく、「他の情報を見ている人」に、視覚的に知らせる広告です。検索広告のように明確な意図がない相手にも、存在を知ってもらえる点が特徴です。
ディスプレイ(display)は「表示」を意味します。配信する先や、対象の選び方は、広告を提供する事業者の仕組みによって異なるため、最新の仕様は事業者の説明を確認します。
仕組み・ポイント
検索広告との違いを整理します。
| 項目 | ディスプレイ広告 | 検索広告 |
|---|---|---|
| 表示の場面 | 他の情報を閲覧中 | 検索した直後 |
| 相手の状態 | 課題に気づいていない場合も多い | 探している意図がある |
| 得意な目的 | 認知、関心の喚起 | 比較検討、相談の獲得 |
| 表現 | 画像、動画で訴求 | 短い文章 |
運用の要点は次の通りです。
- 目的を決める(知ってもらうのか、相談を獲得するのか)。
- 目的に合う対象と配信先を選ぶ。
- 表現(画像、文言)を複数用意して、反応を比べる。
- 目的に合う指標で評価する。
認知が目的なら、表示の回数や、その後の指名での検索、サイトへの訪問を見ます。相談の獲得が目的なら、成果までの割合と費用を見ます。目的と指標がずれると、評価を誤ります。
実務での使い方・具体例
架空のサービスで、まだ名前を知られていない分野に参入する際、関連する情報を見ている人に、課題を示す画像広告を配信するとします。目的は、直接の問い合わせではなく、課題に気づいてもらい、サイトを訪れてもらうことです。
評価の指標は、クリックの割合と、訪れた後に記事を読んだ割合、後日の指名の検索の増加などとします。直接の申込みの数だけで評価すると、認知の効果を見落とします。
画像は、「課題の例」と「解決後のイメージ」の二案を用意して比べます。一定期間後に、反応のよい案を残し、悪い案は修正します。配信先に、自社の考えに合わない媒体が含まれていないかも、定期的に確認します。
配信先の確認
広告は、どのサイトやアプリに表示されたかで印象が変わります。配信先の一覧を確認し、内容が不適切なものや、成果が出ないものを除外します。この確認を怠ると、費用がかさむ上に、企業の印象にも影響します。
表現の作り方
画像の広告は、短い時間で伝わる必要があります。伝えたいことを一つに絞り、課題の例や、解決後の状態を一目で分かるように示します。文字を詰め込みすぎると、かえって読まれません。複数の案を用意して反応を比べ、効果の高い表現を残します。
よくある誤解と注意点
- 表示の回数が多いだけで、契約が増えるとは限りません。 認知と契約の効果は、別の指標で見ます。
- 検索広告と同じ指標だけで評価すると、認知の価値を見落とします。
- 同じ人に何度も表示されると、不快感を与えます。表示の頻度を管理します。
- 配信先の質を確認しないと、費用の無駄や、企業の印象の悪化につながります。
関連用語
- インプレッション:広告が表示された回数。
- リターゲティング広告:過去の接点をもとに再度届ける広告。
- リスティング広告(検索連動型広告):検索した人に表示する広告。
- CTR(クリック率):表示に対するクリックの割合。
- CPC・CPA:広告費の効率を見る指標。
Otsumuに相談できること
広告の目的と、評価する指標をそろえることが、費用の無駄を減らす第一歩です。目的別の見方や、計測の整え方を一緒に検討できます。 Otsumuでは、指標の定義づけや計測の整え方を KPI設計のご支援 としてご相談いただけます。まだ考えが固まっていない段階でも構いませんので、状況の整理から 30分の無料相談 をご利用ください。
執筆:Otsumu株式会社 / 編集日 2026.10.04