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副業・兼業とは?意味・仕組みと使い方

副業・兼業は、本業以外の仕事も行う働き方です。契約の形態、時間、秘密情報、競業などの条件を整理し、新規事業で社外人材を活用したり、社内人材が参加したりする場合の考え方を解説します。

副業・兼業とは

副業・兼業とは、本業とは別に、他の仕事(雇用されて働く、事業を営む、業務を受託するなど)も行う働き方です。 複業と呼ぶこともあります。

「副業」は本業を補う位置づけ、「兼業」は複数の仕事を並行する位置づけで使われることが多いものの、厳密な使い分けはありません。新規事業では、社内の人が社外で経験を積む、社外の専門家に副業として手伝ってもらうなど、双方向の場面があります。

仕組み・ポイント

受け入れる側も送り出す側も、決めておく項目が共通しています。

  • 契約の形態:雇用か、業務委託かによって、指示の出し方や責任の範囲が変わります。
  • 時間と稼働:本業と副業の時間の配分、連絡の取れる時間帯を決めます。
  • 秘密情報の扱い:本業・副業のそれぞれで知った情報の取り扱いを取り決めます。
  • 競業との関係:本業と競合する仕事に関わる場合のルールを確認します。
  • 成果物の扱い:副業で作られた成果物の権利が誰に属するかを明確にします。

進め方の手順

  1. 本業・副業それぞれの規程や契約の制限を確認する。
  2. 契約の形態、稼働、報酬の考え方、連絡方法を決める。
  3. 秘密情報と成果物の権利の扱いを書面にする。
  4. 開始後は、稼働と負荷を定期的に確認する。

判断の目安

副業を受け入れるかどうかは、「依頼する業務が、時間の制約のある人でも成果を出せる性質か」で判断します。常時の対応が必要な業務や、他の業務と密接に連動する業務は向きません。成果物を明確に定義できる業務のほうが、副業人材に向いています。

確認したい質問

  • 本業の規程で、副業が認められているか確認したか。
  • 契約の形と実際の依頼の仕方が、一致しているか。
  • 秘密情報と成果物の権利の扱いを、書面で決めたか。
  • 稼働が過度に重ならないよう、連絡の時間帯を決めているか。

実務での使い方・具体例

架空の例として、新規事業のデザインを、他社に勤める専門家に副業として依頼するとします。業務委託の形で、成果物の範囲、報酬の考え方、連絡できる時間、秘密保持、成果物の権利の扱いを契約書に定めます。依頼する側は、本人の本業との関係(競合でないか、所属先の許可があるか)を確認します。

副業人材と長く協力するには、関係の設計も重要です。依頼の背景を丁寧に共有し、フィードバックを返し、必要に応じて役割を広げることで、お互いの信頼が深まります。単なる作業の依頼にとどまらず、事業の目的を共有してください。

副業人材に依頼する場合は、最初に小さな業務から始め、相性や進め方を確かめてから範囲を広げると安心です。お互いの期待を確認する機会を、早い段階で設けてください。

よくある誤解と注意点

  • 本業の就業規則で副業が制限されていることがあります。事前に確認が必要です。
  • 副業の人材には指揮命令を細かく出せない場合があります。契約の形と実態を一致させます。
  • 労働時間の管理や健康面の配慮が必要になる場合があります。
  • 成果物の権利や秘密情報を取り決めないと、後でトラブルになります。

なお、制度や基準は変わるため、最新情報は公的機関・専門家で確認してください。ここでの説明は一般的な考え方であり、個別の事案についての助言ではありません。

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執筆:Otsumu株式会社 / 編集日 2026.10.04

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